■■ジャンプやアニメ・漫画などの感想・考察■■

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二人の恋だけが、全てです。
正しい正しくないなどは、意味を持たないし
リアリティーなど、ただ、それのためだけにあればいい。
※最終巻の巻末の作者のコメントから抜粋



ちせの死を目の前にして、ちせを生き返らせることを選んだシュウジ。

例えそのために、人類の全てがちせに殺されてしまおうとも。

シュウジは理解していました。

この世界にとってちせは死神であるということ、そしてちせを生き返らせることが意味することを。

人に恋をしたとき、自分の力ではたった一人しか守れないということを。


戦闘に出るごとに、兵器として成長していってしまうちせ。

ちせは最初は食事を断ってまでその成長を遅らせようとしていました。

しかし、ちせは気づいてしまいます。

地球はもうだめだということに。

そしてその上で、シュウジと生きていたい自分に。

その想いを胸に、ちせは自ら進んで出撃するようになりました。

自らの出撃が、必死で生きようとしている人の命を摘み取ることになるということを理解しながらも

最期の時を、シュウジと生きていくために。


―だから・・・シュウちゃん?
この星が終るときは、つき合ってね・・・


最終話において、ちせは自らの全ての力を使って、「ちせの町」を壊滅させました。

シュウジとの約束の場所である、展望台を除いて。

今この瞬間を生きている人々を、せめて苦しまないように・・・殺すために。


夢の世界
でも知ってしまった。ぼくらはせいいっぱい生き、ぼくらはなにもかもを根こそぎにしてしまった。ごめんよ。 ごめんよ。 ごめんよ。 ごめんよ。 横たわる 元、命・・・

シュウジは自分の犯してしまった罪を、夢の中で目の当たりにします。

部活の仲間であり、シュウジのことを想っていた親友

自分のことを先輩として慕い、頼ってくれた後輩

生まれてから今まで育ててくれた両親

これまでにかかわってきた全ての人が重なり合い倒れている、その中で。


ハッピーじゃないけど、不幸せじゃない。
正しくなんてないけど、間違ってない。
救いはないけど、記憶とその先だけはちゃんと、ある。
※最終巻の巻末の作者のコメントから抜粋



目覚めた世界
えっ・・・?


「目覚める」とそこは、白く白く深く、清浄な世界だった。

ある日「目が覚めた」ら、そこは何も無い世界であったとしたら・・・

生まれてから今までが、全てが夢であったとしたら・・・

たとえ、そこが戦いやたくさんの死体でいっぱいだとしても。
たくさんの痛みが待っていたとしても。
人の住む世界がいい。


シュウジの人生は何もない真っ白なものであったのだろうか。


否。

記憶として
☆はじめて記念☆
シュウジちせ


これまでの戦争も、人類の滅亡も、全てが壊れてしまった地球も、ちせとの恋も・・・

ひどくつらく、悲しみが心を貫きながらも必死で生きてきた、この世界。

シュウジの胸の中に記憶として残ってたものは、全てが現実でした。


そしてその先も、また。

シュウジの中のちせ
うわっ・・・
あ・・・あれ?どーして?
えっ?シュウちゃんの・・・中に・・・?


自分の全ての力を燃やし尽くして、最後のお仕事を終えたちせの実体は無くなってしまいましたが

シュウジの中に記憶として残っている映像を使って、シュウジの前に姿を現すことができたわけです。


初めて恋をして、地球が終るまでの間、精一杯恋していく
シュウジとちせ、二人のストーリーです。

※最終巻の巻末の作者のコメントから抜粋



シュウジとちせは、必死に生きて、必死に恋をしていました。

その結果がたとえ、他の人類は死に絶え、地球は滅亡してしまったというものであろうとも

地球の最期の時に、二人は一緒にいることができました。


確かにハッピーではないかも知れませんが、自分は素敵な物語であると思います。

確かに救いはないのかも知れませんが、希望に溢れているように思います。

確かに正しいとはいえませんが、二人とも精一杯恋をしていたように思います。


二人は必死に生きて、恋をして・・・

自分にとってこの物語は、それだけでいいのです。


異論、反論はいくらでもあるかと思います。

自分が思ったことをそのまま書き連ねているだけですので、それは当然です。

作者様もおっしゃっているように

正しいものは何かなんていうことは、分かるはずがありません。


こういう視点もあるのか、というように受け取って

本棚の奥にしまわれていた最終兵器彼女を読み返す方がいらっしゃいましたら幸いです。



■これまでの関連記事:
最終兵器彼女 個人的には救いの物語


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人を殺さない兵器なんてないんだよ…

そんなちせの言葉が最後まで離れない作品でしたね。
mm | URL | 2008/09/03/Wed 13:03 [編集]
■mmさん
コメントありがとうございます。自分は・・・

あたしもう、死んだ方がいいんかなぁ

とかも脳内に残ってます。
とにかく色々なことを考えさせられる作品でした。
さぎん | URL | 2008/09/03/Wed 21:04 [編集]
久しぶりに読み返しました。
うめ | URL | 2010/03/31/Wed 01:09 [編集]
■うめさん
コメントありがとうございます。

自分はもう、かれこれ10回以上は読み返している気がしますが
未だに2人が色あせることなく居ることが、なんとも言えない作品かと。
さぎん | URL | 2010/04/02/Fri 22:04 [編集]
今日
今日初めて買って読みました
こんな深い話だとは
感動しました
あそこまで
人を愛せるって
素敵なことだと思います
シュウジ☆チセ
これからも幸せでいてください
もんぴん | URL | 2012/04/06/Fri 15:17 [編集]
■もんぴんさん
コメントありがとうございます。

彼女が最終兵器だとか
地球が滅びるだとか
そのあたりのトンデモ設定が
二人の愛を中心に見ると全て収束するという
そんな話でしたよね
さぎん | URL | 2012/04/08/Sun 01:10 [編集]
感動
感動しました。
考え方は人それぞれだけど、
同じ考えの人がいてくれてうれしいです。
ラブストーリーでここまで感動するとは・・・。
アケミが死んだ時は、ショックを受けました。
みっつー | URL | 2012/04/16/Mon 22:37 [編集]
■みっつーさん
コメントありがとうございます。

この記事に何かしら共感していただけたようで何よりです。
アケミは個人的にも好きなキャラです。
死んでしまったときは、私も少なからずショックでした。
さぎん | URL | 2012/04/17/Tue 21:42 [編集]
青年誌らしい終わりかたでした
地球は消し飛んで無かったみたいだから、
この後はシュウジ&ちせ(電脳?)の宇宙サバイバル生活(?)がおっぱじめられると、個人的には妄想しています。

やっぱり最後のコマのあれは、2人が爆発したのでしょうか....?
漫画好きの名無し | URL | 2012/12/09/Sun 19:53 [編集]
■名無しさま
コメントありがとうございます。

最後のシーンはなんでしょうね、個人的には二人が宇宙へ向けて出発したような描写に思いました。多分人それぞれ感じたものが答え、ということで良いのではないでしょうか。
さぎん | URL | 2012/12/12/Wed 12:19 [編集]
最終兵器彼女ははじめて漫画で感動したものでした。
ほんと切ないですよね
漫画好きの名無し | URL | 2013/10/05/Sat 12:04 [編集]
■名無しさま
コメントありがとうございます~

本当にいい作品ですよね。
完結からもう10年以上経ちますが、未だにコメントをいただけるということが、この作品の素晴らしさを示している気がします。
さぎん | URL | 2013/10/06/Sun 19:27 [編集]
昨日買って読んだけど賛否両論どちらでもいわれる通りエヴァの影響は少なからずある終わり方でしたね

あの後をガチレス気味に考えれば餓死して終わりじゃね!w
ですが、個人的にはお互い一緒になることをお互いが望んでちせがしゅうじを取り込んで永遠に離れる事の無いハッピーエンド(?)になるんかなぁ〜と思って本を閉じましたね

この作品が連載していた時まだ九九も言えず名前も書けなかったんだなぁーw
漫画好きの名無し | URL | 2014/06/28/Sat 23:42 [編集]
■名無しさま
コメントありがとうございます!

捉え方は色々あるかとは思いますが、自分もやはりハッピーエンド派です。
連載開始が2000年で、既に14年ですか・・・
当時の高校生はおっさんになり、幼稚園児は大学生になるって寸法ですね(゚ロ゚;)
さぎん | URL | 2014/06/29/Sun 08:17 [編集]
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