■■ジャンプやアニメ・漫画などの感想・考察■■

少女素数の5巻が発売されています。
前に一度紹介したことのある「のぞみのぞみ」の長月みそか先生の作品です。
■参考記事:所々に作者のこだわりを感じる「のぞむのぞみ」がすごい!

130429少女素数
搗栗姉妹(双子)
左があんず、右がすみれ


この作品はテーマが物凄く興味深いのですよ。
「少女素数」というタイトルからイメージされるとおり、「少女性の追求」がテーマです。
要するに、少女のかわいさを追求していく漫画なのです。

この作品がこの5巻にて完結してしまったので、考察というかまとめをしてみようと思います。


ちなみにまんがタイムきららのサイトで試し読みができます。
1話(画面のサイズ次第で横長になります)


続きは追記より
↓↓↓↓↓↓↓


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この作品は搗栗姉妹を中心として、その兄の富士夫を読者視点に据えて描かれています。

130429妖精
別にすみれやあんずに限った話じゃなくてね、おんなのコってなんていうか
妖精を宿してる時期みたいなものがあるんじゃないかなあ


1巻の1話で富士夫が上のように言っています。
これが作者の「少女」という言葉に対する問題提起だと思われます。
妖精が宿る時期の女の子を少女と捉える、といった意味でしょうか。
この問題を中心に据え、話は進んでいきます。



また、もう一つの重要なテーマである「かわいさ」。
これは作中でこれでもかというほどに描かれています。

双子が一緒に料理をしたり、友達と水着を買いに行ったり
パジャマパーティーやらいちご狩り、読者モデル

130429チョコ作り
チョッコレート♪

バレンタインのチョコ作りなどなど。
まさに少女の素数を描いているのです。



また、少女をテーマに取り上げているため「成長」もキーワードに上がります。
作中では双子は12歳~14歳の中学生の時代が描かれています。
その中で、双子は様々な成長を見せてくれます。

あんずは自分の夢を叶えるためにダンス教室に体験入学してみたり

130429ダンス
ハイ!そこまで
うん、すごくスジいいと思う


一方のすみれは、中学生の頃から獣医としての素質を見せたり

130429獣医
とくになにか飼ってるわけでもなくて中学生でここまで言えるんだから大したもんですよ
いい獣医になれますね


同い年の男の子に恋をしたり

130429好き
そっか…
好き…ってこと…なんだ?


とにかく色々な視点から少女達の成長が描かれるのです。



そして最終話にて、富士夫は好きな大人の女性(27)にも妖精の羽を見ます。

130429桐生

これが連載終了時における作者の結論です。

130429締め
心に妖精を宿しているかぎり、女の子はきっといつまでも永遠に少女なんだ

ある時期に妖精が宿るのではなく
心の中に妖精が宿っていれば少女であるということ

つまり
「少女の心をもっていれば、女の子は少女である」というのが作者の結論と捉えられます。




少女のかわいさとは何か?
その問いに明確な答えは出していませんが、たくさんの少女のかわいさが描かれています。
むしろ○歳~○歳頃が少女である、というような明確な回答が出なくて良かったと思うのです。

この作品はこれで完結ですが、この作者は今でもかわいい少女を描き続けています。
この作品で描かれている少女の素数、これからの作品で描かれる少女の素数。
それらをつなげていけば、かわいい少女の像がうっすらと見えてくる気がします。





130429かわいいこ屋
女のコなんて、ほんとはみんなもともと
「かわいい屋さん」…なんですけどね


おんなのこって、なんでできてる?
おんなのこって、なんでできてる?
おさとうと、スパイスと
すてきな、なにもかも
そんなものでできてるよ

~マザー・グースより~
谷川俊太郎(2000/12)『マザー・グース・ベスト<第1集>』草思社、7頁







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