■■ジャンプやアニメ・漫画などの感想・考察■■

「アホじゃね?」


2年後に自分がこの文章を見たら、そう言う気がします。
ただ、今思っていることを書き留めておかないといけない気がするので。
きっとこの文章は今しか書けないと思うので。
とにかく素直に、今感じているままに、書いてみようと思います。




自分は、とにかくネトゲが大好きでした。
(今では残念ながら過去形になってしまっていますが)

大学時代、一番時間が自由になった時期。
それはもう狂ったようにやり続けました。
ゼミや授業は真面目にこなしていましたが、それ以外の時間はネトゲに費やしていたように思います。

「とにかくネトゲをやる時間を多くとる」
自分の行動原理は、この一言で表せました。


例え、1レベル上げるのに10時間かかろうとも。

例え、欲しいアイテムを手に入れるのに100時間かかろうとも。

例え、それだけ時間を使っても追いつかない強さに周囲が溢れていようとも。


ただネトゲに入っているだけで、それだけで満たされていた気がします。
超強い人に連れて行ってもらった狩場で死にまくろうとも。
超強い敵に52人パーティーを組み、深夜まで戦い続けても倒せなかったとしても。
ただ1日10分、ネトゲに接続していれば良かったのです。


私事になりますが、この4月で社会人3年目を迎えます。
丸2年間も社会を経験していれば、当然のように迎えるであろう山場。
これが何度かありました。

朝は始発に近い時間に家を出て、夜は終電で帰ってくる。
ひどいときには会社に2泊3日で睡眠時間はほとんど無し。
忙しいと言っている人なら、誰でもありそうな苦労話です。

当然ネトゲには入れませんでした。
家に帰ってPCを付ける暇も無く、布団に直行するような日々。
特急布団行き、お風呂と夕ご飯には止まりません。

そんな中で、幾つめの山場だったか覚えていませんが
自分の中で、何かに気づいてしまった瞬間がありました。


ネトゲは、当たり前に自分に在るのではない。


当然のことのような気がしますが、それまでは一かけらも感じたことの無いことでした。
この、小説で言うところの一抹の不安が致命的でした。

自分はいつかを境に、ネトゲに価値を見出せなくなっていました。



もしかしたら、それで良かったと思える日が来るのかも知れません。
ただ、今は全く違います。

ネトゲは間違いなく自分のホーリーランド、居場所でした。
自分としては十分満足いくまで育てたキャラ。
顔も知らないけど、家族よりも一日の接する時間が長い友人。
誰もが目指す王座を守っている、全く話したことの無い超強い人。
それらの全てを前提として、自分はこの10年くらいを生きてきました。


今、自分は裸で社会に投げ出されました。
ネトゲという目的を失って、単なる手段に過ぎない社会に放り込まれました。

何かマトリックスを思い出します。
「目が覚めたら」自分は単なる培養されているヒトであった。

何か最終兵器彼女の1フレーズを思い出します。
「目覚める」とそこは、白く白く深く、清浄な世界だった。


自分はおそらく、ネトゲを失ってしまったのです。
取り返しのつかないほどに、ネトゲが自分の中から消えているのです。


「覆水盆に返らず」
この言葉の意味を知らなければ良かった。

「自分が変わりたいと思う時、何かを更に得ようとするより何かを手放す方が大事だったりする」
今、自分が手放すべきものはネトゲか、あるいは…

「奇跡も、魔法も、あるんだよ」
出来ることなら、ネトゲが再び自分の中に生まれますように。




■参考記事:
ホーリーランド18巻 ”ホーリーランド”について
今更ながら最終兵器彼女の最終話について考察してみる


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| | 2011/04/06/Wed 21:23 [編集]
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| | 2011/04/07/Thu 17:04 [編集]
このブログを見た後で

「元気良く狩りに向かう姿」を見たら

なんだか泣けてきました まる
えりぃ | URL | 2011/04/08/Fri 08:10 [編集]
■とりあえず皆様
コメントありがとうございます。
精神的にものすごく助かってます。

 あと、誤解を生むような記事で申し訳なかったのですが、別にネトゲの引退宣言ではないです。ネトゲを純粋に楽しめていた時に戻りたいという、魂の叫びを書いた、というのが正しい表現でしょうか。

 自分、世界が社会だけだというのは耐えられないようです。自分、社会以外の世界はネトゲしか持っていなかったようです。ネトゲをやることで、社会とのバランスが取れるということに気づきました。なんというか、生まれ変わった気分です。結構本気で。

 これからも多分、ネトゲをやり続けると思うので、そちらの世界の住人にはしばらくお世話になりそうです。この記事を書いて、本当に良かったです。自分にとっては値千金のコメントありがとうございました。
さぎん | URL | 2011/04/08/Fri 23:37 [編集]
何気なく「ネトゲー、仕事」で検索してこの記事を読んでびっくりしました
俺も大学受験でネトゲーから切り離されて、入学後もしばらく離れていました
「ネトゲに価値を見出せなくなっていた」けれど
「世界が社会だけだというのは耐えられない」
これ、当時の俺が感じたのと同じすぎてびっくりです
俺はこのあとネトゲを再開しましたが、学校に支障が出ないよう「絶対にギルドなどには所属しない」というルールを制定しました。感じていた虚しさは消え、夢中にもなりすぎず、うまくいっています
漫画好きの名無し | URL | 2012/06/14/Thu 20:10 [編集]
■名無し様
コメントありがとうございます。

おぉ、自分みたいに感じる人がやっぱりいるのですね。
仕事が忙しすぎるとき、突然取れた休みのときに愕然とするという体験。
折角の休みに、何をしていいのかわからないという戸惑い。

純粋に楽しめる何かが、たとえば好きな時に楽しめるネトゲなんかが。
一つでも自分にあればそれだけで救われますよね。
さぎん | URL | 2012/06/14/Thu 22:05 [編集]
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